ジョナサンベンダー引退 [ペイサーズ]
99年、ラプターズから5位指名を受けた後、アントニオデイビスとのトレードでペイサーズに入団。
当時、リックスミッツの引退も重なり、インサイドが手薄でした。かたや、アントニオデイビスはペイサーズでインサイドの控えとして良い活躍をしていましたが、ラプターズで先発の座をつかむと、オールスター、アメリカチームと活躍の場を広げたこともあり、非常に恨んだトレードだったのをおぼえています。
ペイサーズに入団すると、すぐに怪我しました。
2年目には、オールスタールーキーゲームで、1順目一桁指名でありながら、唯一選出されなかった選手でしたが、スラムダンクコンテストの出場によって存在感をアピール。フリースローラインからのダンクシュートも決めました。
チームはレジーミラーの後釜として、SGでの起用を示唆し、7フッターのガードとして大きな期待を集めました。
3ポイントもうまく、万能であり、ケビンガーネットと比較されることもしばしば。
しかし、慢性的なひざの怪我を抱えると、毎年期待されながらもほとんど活躍することなくシーズンを終えていました。
25歳での引退の決断は、ベンダーにとって相当につらいものだったと思います。サラリーキャップ制をひくNBAにとって、不出場はチームの負担にしかならないこともベンダーを悩ましていたのではないかと思います。
チームはベンダーに敬意を払い、サラリーを払うことを決めたようです。
「この世界で最高のGMであるドニー・ウォルシュや、ラリー・バードからプロとしての心構えを学べた。ペイサーズにいたことで、最高の選手とプレーすることもできたし、これは一生心に刻まれるはずだ」
ベンダーの引退の言葉です。
おつかれさまベンダー!!
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